工事現場の中の生き物たち
皆さんこんばんは!
なおやです。
本日は工事現場の中によくいる生き物について書いていきます。
といっても、実際の生き物ではないですが。。。笑
(本当の生き物も稀に出ます。
私は以前担当していた現場でイノシシと遭遇しています笑)
工事現場では作業に使う道具の内、生き物の名前がついているものがあったりします。
建設業界の人なら聞いたことがあるけれども、他業界の人からしたら「???」と
なる物についていくつか紹介していきます。
【猫(ネコ)】
これは本物の猫ではなく、このようなものです。
見た目は全く猫感がありません!
良く工事現場で目にする、一輪車の事です。
この類では一番有名だと思うので、知っている方もいるかと思います。
この呼称については、猫が通るような狭い足場の事を猫足場といい、
その幅を通る事が出来る一輪車を猫車と呼びます。
そこから、猫車⇒ネコと呼ばれるようになったとされています。
【虎(トラ)】
次は「トラ」です!
これは一般的に良く知られているものとあまり知られていないものが1つずつ
あります。
先ずはこちらです。
駐車場とかでもよく見る虎ロープです。
現場でもよく止ピンと併用して使います。
もう一つはこちらです。
工事現場付近でたまに路上でこの機械を使っている人を見ますよね。
こちらはトランシットといい、主に方角に対する角度を計測します。
現場では測量や山留の変位測定の管理に使用します。
現場監督も現場に配属されたての頃は、トランシットの使い方を覚えたりします。
【馬(ウマ)】
続いては、馬です。画像の黄色のものです。
形が馬に似ている事から呼ばれています。
確かに言われてみれば似ていますよね笑
写真の物はウマの中でも、パイプ馬と呼ばれるもので鉄筋工事でよく使われます。
設置場所の真上で浮かせながら鉄筋を配置することが出来るようにするものです。
配筋した後はクレーンやレバーブロックを使用して、型枠に落とし込みます。
とても人力で動かせる重さではないので。。。
(写真の太い鉄筋1本でも5mで15kg程度あります。 更に背負うの差異は他の鉄筋とも関与するので相当な重量になります。)
他には、高所作業台の事も立ち馬(ウマ)と言ったりするところもあります。
【蜻蛉(トンボ)】
続いては蜻蛉です! 写真の職人が手に持っているものです。
野球の経験がある方なら知っているかもしれません。
現場では主に、コンクリートを打つ時にコンクリートの引き延ばしや均しに使います。
見た目も何となく蜻蛉に似ていますね!
【蛸(タコ)】
次は海の生き物である蛸です! 写真真ん中の物です!
これまでのものとは違って、全然タコ感は無いですね笑
これは設備業者などが使用することが多く、狭い場所で土を突き固める際に
使用します。
建築工事よりは土木工事で見かけることの方が多いです。
【鮟鱇(アンコウ)】
最後はアンコウです! 写真中央の部分です。
軒樋の雨水を集める為の枡で横樋と縦樋の接合部分を指します。
形が魚のあんこうに似ているところからこう呼ばれています。。
大きな口を開けて吊るされている鮟鱇の姿は確かに似ていますね!
最近では樋の計上や種類も変わりあまり見ることはありませんが。。。
いかがだったでしょうか?
業界用語は良く分からないものが多い建設業ですが、生き物の名前がついているものは
親近感も湧きやすく、印象に残ったのではないでしょうか?
これで少しは建設業界に興味を持っていただけると嬉しいです。
他にも色々な生き物の名前がついているものもあるのでまた取り上げていけたらと
思います。
建設業界について様々な事を今後も取り上げていきますので、
良ければ購読やコメントなども宜しくお願い致します。
ではまた!